■「流動性」とは

こんにちは、チャドゥです(@tyandooo)
仮想通貨投資をしているとたまに耳にしますよね。皆さん説明できますか?

元々、経済用語として使われている言葉で「換金や交換のしやすさ」を表します。またそこから取引量の多さなどを指します。

つまり「たくさん取引されている(流動性が高い)と、買いたいときに買えて、売りたいときに売れる」ということですね。

逆に、取引量が少ないことで、売買できる時期や数量が制限されれば「流動性が低い」と言えます。

■「流動性」が低いと思わぬ損をする?

銘柄や取引所によっても異なりますが、流動性が低いとトレードでも思わぬ損をすることがあります。

流動性が低いことで困る例を話しましょう。

ビットコイン1枚を今すぐ100万円で売りたいと思ったときに、取引量が少なく、100万円で買いたい人いないと売ることができません。

もし50万円でなら買うという注文を出している人いるとしましょう。

liquidity

売りたい人が値段を下げるか、買いたい人が値段を上げるかしないと取引は成立しません。今すぐに売りたい側からすると、好きなタイミングでトレードできない&売るなら安くなってしまう。ということも起きえます。

出ている注文から価格を指定しない成行注文の場合には、望まない価格での売買になるかもしれません。売買量の少ない取引所や草コインはこういう危険性もありますね。

■仮想通貨でなぜ「流動性」が重要か

「顧客拡大による流動性の向上で変動率が抑えられる側面はある」

こう話すのは、日経QUICKニュースのインタビュー(2018年1月)にこたえたビットフライヤーの加納社長。逆に流動性が低いと思わぬ価格での売買になりうることは説明した通りです。

「変動が大きすぎると決済通貨としては使いづらくなってしまう」とも述べています。

1000円持って出かけて、店で使う頃には800円の価値になってましたじゃ不便ですよね。仮想通貨が買い物などで使う「決済」の役割として広まるには流動性の高まりと価格の安定が必要になるとされています。

一方、取引量が多い銘柄はそれだけ欲しい人が多く、注目されている証拠にもなります。なんとなく流動性について理解できましたかね。少しでも理解が深まれば幸いです。

[余談] 仮想通貨の取引量ってどんなもん?

ビットコインはCoinMarketCapによると、一日あたり64億ドルの取引量(2018.7/18現在)。当たり前ですが、全仮想通貨の中で一番の取引量を誇ります。

外国為替市場はどうでしょうか。ちなみに国際決済銀行(BIS)が3年ごとに発表している外国為替市場(2016年データ)での一日の取引量が出ています。全体では5兆ドル。

ちょっと桁違いですが、ビットコインの取引量に近いのは「日本円/ユーロ」の79億ドル。ビットコインの取引量はまだその程度のものです。ちなみに「日本円/ドル」のペアは世界二番目の取引量で9020億ドル。

市場規模の話はまた別の回でお話しましょう。データからは様々なことが冷静に分析できます。