トレード最大の敵は「税金」?

こんにちは、チャドゥです(@tyandooo)

皆さんは普段、どれだけ仮想通貨の「税金」を意識してトレードしていますか?

現状の制度では、税の負担というのはかなり大きいです。仕組み上、知っていると得な一方、知らないと大きな損につながることも少なくないので今回は仮想通貨の税金について、簡単に説明します。

儲けるほど重くなる税率

仮想通貨にかかる税金.png

まずこの図を見てください。

現状のシステムは「給料などの収入と仮想通貨の利益を加えた額」が課税対象です。

仮想通貨の税金のポイント
①本業などの収入が多いほど、仮想通貨での利益への課税も大きくなる
②給与以外の仮想通貨収入が20万円以下なら所得税はなし、ただし、住民税はあり

※簡潔に説明するため細かいところを省いています。正式には国税庁のページを参照ください。「仮想通貨に関する所得計算の方法について」(資料)

為替FXでは収入とは別に利益に対して約20%の課税(分離課税)となっています。こうした税制への移行を望む声は強く、今後検討される可能性は小さくはないと思います。

どんなに損をしても計算は年ごと

損失の繰り越しができない.png

さて、次のポイントです。

現状の税制ではその年ごとの計算になり、「損失の繰り越し」ができません。

図を見て下さい。そのため、通算では損をしていてもその年に利益があれば課税されます。一方、為替FXでは3年の損失繰り越しができます。

この仕組みで怖いのが、図の逆のパターンです。

例えばある年、利確して1億円の利益が出たとしましょう。その後、銘柄を買い戻して翌年の1~2月頃、暴落したとします。ここでポイントはこの暴落の年に払う税金は前年の利益分ということです。

どれだけ暴落して損失が出ても、その年ごとの計算なので税金が払えないようなハメにもなりかねません。一度でも利確したら税金分を手元に残すか、その年内に損切りなどで損失をあえて出して利益を相殺するのが賢明でしょう。

トレードは全て「利確」!?

では、税金の対象となる「利確」とは何でしょう。仮想通貨を日本円にした時でしょうか?

否。ありとあらゆるトレードが利確になります。(法定通貨で各銘柄買う時以外)

ビットコイン(BTC)でリップル(XRP)を買っても利確です。

それぞれの銘柄と法定通貨のペアがあり、値段が分かるなら計算できなくはないですが、取引所によって価格が異なる上、法定通貨とのペアがない銘柄の場合、何を持ってその値段を決めるのか計算ははっきり言って容易ではありません。

が。現状の税制では不可解にもこの仕組みとなっています。私は計算が事実上不可能なのではないかと思っています。(それでもルールに則って提出しますが…)

こうした諸問題について日本ブロックチェーン協会の定例会でも議題となり、政府への早急な呼びかけが重要という意見が出ています。

待たれる税制改正

以上見てきただけでも、いかに仮想通貨の税金の現状が投資家にとって不利な状況か分かって頂けたと思います。税金の計算は非常に煩雑で手間が掛かります。

現在最大55%の税金と20%がどれだけ違うか。

1000万円分と560万円分の税引き後利益が同じというほどの差です。

※控除などの設定は簡潔化のため除外し、単純計算した場合

今後のトレードを考えるにあたって、税金のことも頭に入れることが銘柄の値上がりよりもひっとすると大きな影響になるかもしれませんね。

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